2017年03月21日

卒業生からの絵はがき

十数年前に卒業した教え子から絵はがきが送られてきました。寺院、仏像の写真がならんでいて、東南アジアの雰囲気に包まれていました。文面を読むと現在、ラオスに住んでおり、青年海外協力隊員として活動しているとのこと。
 この卒業生は、大学をでた後に中学校の教員として勤務している、と彼からの便りで聞かされていました。そのまま中学校教員を続けているとばかり思っていたところに、絵はがきで新しい活動を知らせてもらいました。
 さらに文面を読むと、青年海外協力隊員への関心は、小生が授業で、青年海外協力隊員の方を招いて、学生に講義をしてもらったことがきっかけとなっているようでした。十数年の時を経ながらも、心のひだのどこかに刺激として残っていて、自らのキャリア選択のきっかけにつながったとすれば、教育の持つ影響の大きさ、その実践における情熱と丁寧さの必要性を感じずにはおられません。
 学生へのキャリア教育では「人生は一度きりの片道切符。思い切り自分自身の自己実現と社会貢献を果たしてください」と伝えています。今回の卒業生も、自分自身、身の回り、社会、そして世界という観点で自らの夢・目標の実現、そして大きな貢献を果たすという決意と覚悟で人生を歩んでおります。
 彼の文面の最後は「日々邁進」でした。異国の地で、現地の言葉を学び、そして現地の教育に取り組んでいる卒業生にこちらも大いなる刺激を受けました。
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2017年03月13日

【オートファジー】

先日、学内で開催されたシンポジウムで、
「健康維持は死ぬまで自転車操業−タンパク質は壊されないと生きられない−」
木南先生(順天堂大学)

の講演を拝聴する機会を得ました。講演の内容は、オートファジーと健康に関する内容でした。大隅先生が、昨年ノーベル賞を受賞された内容もオートファジーに関するもので、一般にも広く浸透してきていると思います。

 ご存じのように我々の身体(細胞)は新陳代謝を繰り返しながら、生命を維持しています。これは恒常性としてよく知られています。その際に、身体を構成しているタンパク質は、常に入れ代わっています。1ヶ月で全身が入れ代わるともいわれています。ということは、タンパク質が常に合成されているとともに、つねに壊されていることになります。

 なぜこのようなことを繰り返すのか、と考えると、タンパク質をつくるときに不良品のタンパク質ができたりします。もちろん、使っている内に使えなくなるタンパク質が出てきます。このような不良品・使えないタンパク質のまま放置しておくと、全身がゴミのタンパク質が山のようにたまってしまい、病気を引き起こしたりすることになります。そのため、不良なタンパク質を壊すシステムを働かせて、選択的にいらないタンパクをみつけて壊し、細胞の正常状態を維持しています。このあたりのシステムが、『オートファジー』といわれているところです。人間の生体維持システムの精妙さです。

 人と車との比較の話では、人も車も、食物(ガソリン)を食べ、活動(仕事)をし、排泄物(排気ガス)をだして、やがて老化します。ただし、車は部品交換を必要なときにだけ行っていますが、人は常時、部品の交換を行いながら、身体を維持しています。まさに、講演のタイトルにあるように、造っては、壊しの自転車操業で、人間の身体は維持されています。自転車操業は、経済活動ではあまり良い意味では使われていないですが、人にとってはまさに生命線の活動です。
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2017年01月23日

プレゼン

 人前で発表、提案、説明、報告することを「プレゼン」すると言います(正確にはプレゼンテーションのことです)。大学でもプレゼンする機会は数多くあります。とりわけ学部生が最も緊張し、最も力を発揮するプレゼンは、卒業論文の口頭試問と考えています。
 立命館大学スポーツ健康科学部では、学びの集大成として卒業論文が必修となっています。卒業論文を提出した後に、その内容を最終的に審査される場が、口頭試問です。決められた時間内で、自らの研究成果をスクリーンに映写した資料も活用しながら説明します。先生方、同級生、下級生など多くの参加者がいる前で説明し、その後、質疑応答します。
 もちろん、発表資料を入念に準備し、発表練習を繰り返し行って、本番を迎えますが、やはり緊張します。その緊張が聴いているこちらにも伝わります。プレゼン力を高めるにはいくつかの要素がありますが、何を伝えたいかを明確にしてストーリーとして組み立てること、場数を踏むこと、などがあげられます。このことを理解し、経験している学生のプレゼンは見事なものがあります。
 プレゼンに関して私が学生へ与えている注意の一つは「プレゼン中、話し手以外は黙って聴いてくれている。いわば聴衆の人生の時間を頂いているので、聴衆にとってもプレゼントになるような時間にすること」です。大学で鍛えたプレゼン力を社会でも活用し、プレゼントする機会を増やして欲しいと願っています。
posted by 忠 at 14:26| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする