2018年06月27日

食マネジメント学部開設

 本年の4月、立命館大学に新しい学部、「食マネジメント学部」がびわこくさつキャンパスに開設されました。名前からみると、レストランの経営など食に関わるマネージャー育てるようにみられますが「食」を科学の対象として、総合的に捉えて新たな学問分野として切り拓き、グローバルな諸課題を解決に導く人材を育てる学部です。
 そのため、学部のコンセプトは、『世界をおいしく、おもしろく』となっていて、どんな切り口からでも世界をのぞき、世界を面白くしていける人材を育てたいというメッセージとなっています。
 開設記念行事で『美味礼賛』の言葉が紹介されました。その言葉は、「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう」でした。「食」というのが栄養学的な観点にとどまらず、歴史・文化・社会的な観点から反映されていることを示していています。つまり、食を扱うということは、学際的にすべての内容を扱うことになります。学びとしても学際的な理論の構築とともに、実践との往復をするということになります。スポーツ健康科学部と同様に学際的アプローチをする学部が同じキャンパスに開設されたことで、相互の連携、相乗効果が生まれることを大いに期待しています。
いずれにしても、我々が生きていく上で、食べること、動くことを考えることは避けられません。この二つは、人間であることを考えることにつながります。
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2018年05月25日

アクティブ5

 身体を動かすと気分も良くなり、継続的なエクササイズはその特性に応じた効果を生み出すことはよく知られています。平均寿命が男女とも世界のトップである日本では、寝たきり、介護にかからない「健康寿命」を延ばすことが、超高齢化時代の社会的課題として取り上げられています。
 その解決の一つとして、日常の中にさりげなく運動を取り入れてもらい、知らず知らずのうちに健康を維持・増進を図る「運動の生活カルチャー化」を目指した研究に取り組んでいます。ただ、運動が好きでない、苦手な方を、継続的に運動してもらうのはなかなか難しい問題です。そこで、生体情報(心拍、動作、発汗など)をセンシングするウエアを着用してもらい、身体状況、活動状況を知らず知らずに計測して、必要なタイミングでさりげなくエクササイズに誘うようなシステム構築を考え進めています。すべての人をアクティブに、ということで「アクティブ・フォ・オール拠点」と検索すると研究の内容がHPに掲載されています。
 健康寿命を延ばしQOLを高めるために、3分エクササイズ『アクティブ5』を開発しました。特長は@生涯元気になれる5つの運動、A三世代が一緒にシンクロできる楽しさ、B簡単ではないからステップアップと達成感、があげられます。
先のHPにはアクティブ5の説明、動画もあります。日常の中、3分間のエクササイズで身体を楽しませ、そして多世代でつながることも楽しんでみて下さい。
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2018年04月13日

スポーツ・インテグリティ

 スポーツには「する」「みる」「ささえる」の循環があり、その中で多くのものを受けとり、成長、自己実現、幸福、平和へとつながっています。スポーツ本来がもつこのような大きな価値を生み出すには、スポーツに携わる選手、指導者、関係者ならびに組織の高潔性、健全性が求められます。近頃、よく耳にするスポーツ・インテグリティという言葉は、まさにこの高潔性、健全性のことを指します。
 スポーツがもつ大きな価値を脅かすものに、「ドーピング」があげられます。これは、トレーニングによって自らの限界に挑戦するのではなく、薬物の力を借りてパフォーマンスを向上するものです。当然のことながら、アスリートの叡智、努力によらない、「ずる」をすることで競技力を高めることになり、また副作用によって自らの身体にも大きなダメージを受けることになります。
 いずれにしても、そのような薬物によって達成されたパフォーマンスは、誰からも賞賛をされず、スポーツそのものが持つ価値を無くし、狭義そのものを冒涜(ぼうとく)することになります。
 同じように「八百長」「ハラスメント」もインテグリティとは対極にある行為です。古代オリンピックがなぜ終焉したのかという歴史を振り返るまでもなく、高い志をもち、公平・公正な環境の中で、自らの最大努力で限界にチャレンジするアスリートたちによって展開される「する」、そして周囲の「みる」「ささえる」がスポーツの正当な価値を高めてくれます。
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