2016年11月21日

冒険教育

 Wilderness(ウィルダネス)という言葉を先日知りました。原野、ありのままの自然、「原生自然」と訳されるそうです。登山家であったクルト・ハーンは、このような原生自然の中で、人生に対する姿勢、人としての倫理観と責任感を培うことを目的に「冒険教育」を提唱しました。
 冒険教育の一つに「遠征」があります。自然の中をグループ(6-10名程度)で活動することで、自分自身と向き合う、他者との関係、自分と集団との関係、そして他の集団との関係を考えます。
 学びのプロセスは、@刺激の多い自然環境は誰にとっても平等であることを認識します。そして、A多様な人々から構成されるグループメンバーによる独特な社会環境にさらされます。その上で、Bグループならびに個人に対して、明確な課題設定(困難な課題)が課せられる。Cその難しい課題へ向き合い、課題を解決し、成功体験を通じて、グループや指導者からの支え、努力などを実感します。D最終のところで、体験の振り返りを行い、意味の理解、自己意識の向上、問題解決能力の習得につなげ、その後の人生への積極的な行動につなげていきます。
 もちろん、このような体験学習ならびにその効果は、原生自然の中でのみ限定されるものではありませんが、おそらく体験者にもたらされるインパクトは、日常体験からは想像できないものであり、深い定着を促すのでしょう。興味ある方は是非調べてみてください。機会があれば私も体験してみたいと考えています。
posted by 忠 at 14:59| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする