2017年07月24日

高校生向けの特別講義

 先日、都内の塾で特別講義をさせてもらいきました。対象はスポーツ科学の分野に興味を持っている高校生でした。話の内容は大きく3つ。@大学で学ぶとは?Aスポーツ健康科学とは?Bこれから求められる人財。今回は、講義だけでなく、グループワークも取り入れました。
 講義途中に1)未来はどうなるか、どんな課題があるか、2)どんな仕事、働き方になるかについて各自で整理する時間を設けた上でグループワークを行ってもらいました。テーマは「20年後の将来を設定し、そのときの社会的課題とそのときの仕事(職業)について」。各グループともに活発に討議し発表してくれました。
 将来像として、少子高齢化の進展、AIとロボットのより活発な社会進出をあげながら、課題解決については、健康寿命の延伸、コミュニティづくり、働き方など多様な議論を展開してくれました。興味を引いたのは、エンターテイメントを活用して健康の維持増進のために、テーマパークのような施設で知らず知らずにうちに運動するようなものができると良いね、という話がありました。また、福祉、介護に触れたチームでは、AIやロボットが進んでも、やはり人間に世話を受けたい人が多いので、この分野の職業が盛んになることをあげていました。さらに全体として、コミュニケーション能力の重要性を認識しているのが印象的でした。
若者が未来像を自分ゴトとしてしっかり考え、その実現に向けた真剣な議論をみることができ頼もしく感じました。
posted by 忠 at 13:11| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

【エコシステム】

最近、良く聞くようになった言葉に、エコシステム(ecosystem)があります。
もともとは、「生態系」を意味する言葉ですが、ビジネスで使われるエコシステムは、「収益活動協調体制」「特定の業界全体の収益構造」として定義されているようです。言い換えると一つの企業単独で収益を考えるのではなく、業界全体を俯瞰した上で、関係する複数の企業が協調することで、業界全体の収益構造を維持、発展させていこうという考え方です。業界には、多様な関係企業が参加していて、それぞれの企業の特徴を発展させながら、全体の発展にどのようにつなげるのかは、非常に大事なことです。独占的にある企業のみが栄えると、長い目で見た場合に、業界全体が萎縮し、ひいては栄えていた企業にも大きな影響をもたらすことになります。

 この考え方は、ビジネスだけでなく、あらゆる分野にも活用できます。例えば、プロ野球を例にとって考えてみると、球団ごとに、それぞれの特色があり、異なるファン層があります。球界全体の発展を考えると、1つの球団だけが毎年毎年、優勝することを想定すると、その球団関係者、ファンにとっては、喜ばしいでしょうが、球界全体としての力が弱まり、プロ野球人気そのものにかげりを見せることになるかもしれません。そうならないように、戦力の均等を考えたドラフト制度、セリーグ・パリーグともに盛り上げるための交流試合など、球団同士が協調することで、社会全体がプロ野球への関心を高めることになり、プロ野球界全体の盛り上がりに貢献することになります。

 このように、「生態系」を意識した、大きな連関と循環を考えてみることは、その業界、分野、組織の長い目でみた発展のためには必要です。もちろん、生態系が大きな環境変化による影響を強く受けるように、世の中の大きな流れ、社会環境の変化にも意識した対応(適応)が常に求められます。

ものごと全体を大きな俯瞰図に描き、さらにその中での関連性、外的環境、時間経過などを考えて、「系」としてとらえることは、今後益々重要になってきます。
posted by 忠 at 17:40| Comment(0) | 男子陸上部☆部長コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする