2015年09月24日

哲学の道

 「哲学の道」と聞くと、京都の永観堂から銀閣寺あたりまでの琵琶湖疎水沿いの道を思い浮かべられるでしょう。哲学者・西田幾多郎などが散策したことでその名前がついています。ドイツのハイデルベルグにも哲学の道がネッカー川沿いにあり、こちらは少しきついアップダウンがあります。いずれの道も風景が良く水辺に近いことが共通していて、「気持ちが良い、歩きたくなる環境」があります。
 各種調査によれば、男性の1日の平均歩数は8200歩程度で、健康増進の意味ではあと1000歩増やすことが求められています。とはいえ、忙しい現代人に移動のためだけに歩いてもらうのは難しいようです。哲学の道のように歩いてみたくなる環境整備も必要です。
 歩くことは、一定のリズムを刻んで運動するので、思索を巡らし、アイデアを思い浮かべるのにも適しています。アリストテレスの時代は、回廊を歩きながら議論したようです。運動のためというとなかなか思うように歩けませんが、気分転換、頭の整理のために、10分の歩行を1日に2-3回追加できると身体にも頭にも良いことになります。
 歩行に関する学会の展示で、面白いリハビリ装置を見かけました。トレッドミルの上を歩き、正面に映像モニタがあり、歩行と連動しています。解答の選択肢を足で踏んで答えます。正解だと加点、間違えれば減点。ゲーム感覚を取り入れた歩行運動と頭の体操です。現代版の哲学の道ゲームといえるかもしれません。
posted by 忠 at 14:11| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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