2016年09月20日

宇宙から考える未来のバイオメカニクス

 9月中旬に立命館大学で、第24回日本バイオメカニクス学会大会(大会テーマ:未来のバイオメカニクスを解く)を開催しました。バイオメカニクスは、ひとの動き、スポーツ動作のメカニズムを解明し、日常からスポーツまでのパフォーマンス向上に貢献する研究分野です。この分野に関わる研究者、大学院生などが集まり、研究成果を発表し、この分野をさらに発展するための学会大会です。
 今回、特別講演として、宇宙飛行士の山崎直子先生に「宇宙から考える未来のバイオメカニクス」のタイトルでお話しいただきました。宇宙滞在による無重力による身体への影響(身長が伸びる、筋力の低下、顔のむくみ)。身体が自由に上下左右に動くので、人間関係における上下関係がなくなること。大きな力が必要なくなり、足でなくても移動できるので地上でいわれる「障がい」が宇宙では障がいではなくなり価値観が変わることなどを実際の場面を含めて丁寧に説明してもらいました。また、飛行中には人、機械ともにミスをするという前提にたち、トラブル対処は、人と機械の判断をイーブンにして、現場の状況にもとづいて最終決定するルールである、というお話しが印象的でした。今後、テクノロジーが発展するにつれて人と機械の関係はどうなるのか、気になるところです。その関係によって社会の制度、人の身体の使い方も変わってくるでしょう。
 今回の学会を通じて「未来」を深く考える時間をもらいました。
posted by 忠 at 13:07| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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