2017年09月22日

【小さなことが大事】

毎年、国体の開催県にて、日本体力医学会が開催されています。今年の国体は愛媛県です。体力医学会は松山大学を会場にして9月初旬に開催されました。その特別講演として、元サッカー日本代表監督を務めた岡田武史さんが、「チームマネジメント 今治からの挑戦」をテーマに話をされました。
 
 岡田さんは、JFLのFC今治を管理運営している(株)今治.夢スポーツの代表取締役会長です。いわば、FC今治のオーナーです。今は現場でサッカーを教えることはほとんどないようですが、「岡田メソッド」というサッカーにおける基本的な原則(共通認識)をまとめたテキストを使って、今治の小学生から高校生までを鍛え上げ、その上に、トップチームとしてFC今治を据えて強化するという構想で、サッカークラブ全体をまとめておられます。サッカーには、型があり、型としての共通認識(岡田メソッド)を16歳まで徹底して叩き込み、それ以上の年齢になったら、自由にプレーさせる、という発想で、ピラミッド型のチーム強化進めておられます。

 今回のお話の中で印象に残ったのは、「勝負は細部に宿る」、「勝負の神様は細部に宿る」という言葉でした。日本代表を率いて世界と戦ってきたときに、勝利の女神がどちらのチームに微笑むのか、微笑んだのかということを客観的に整理したときに、戦術、戦略などの大きなシステムで勝利を逃すよりは、むしろ一人の選手のたったひとつの「これぐらいで良いだろう」といった緩んだプレーが、勝負を決めることが多いと分析されています。90分間、全力で、つねにワンプレーを大事にして、細部まで手を抜かないことが大事であることを、身にしみて感じてきたことを語られました。だから練習でグラウンドの周回走をするときに、各コーナーの少し内側を走る選手と、コーナーの外側をきちんと走る選手がいた場合、内側を走る選手は使えない。トレーニングとしてみた場合に大きな差にはならないが、「これぐらいで良いだろう」と考えての行動は、大事をきめるときにマイナスになる。いわば、モラルの問題であるとも指摘されました。

 「大事は小事から起こる」、という諺にもあるように、取るに足らない小さなこと、小さな油断が大事にいたることを、世界トップでしのぎを削ってきた指揮官が身をもって語っていただいた。大事を達成するために、押さえておくべき重要な考えです。
posted by 忠 at 16:49| Comment(0) | 男子陸上部☆部長コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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