2018年09月25日

自己調整学習

 秋は学術学会が多数開催されています。自分のメインとする学会だけでなく、知識、理解を広げる意味で隣接分野、異分野のものにも参加します。その意味で先日、スポーツ心理学の講演を聴いてきました。内容は、アスリートが上達する過程の中で自己調整学習をどのように活用しているか、という話でした。
 自己調整学習とは、学習者自身が自分の持っている能力を発揮するために自発的に行なうプロセスによって学習が大きな影響をうけるという考え方のようです。ですので、元々の才能、環境というよりも学習者自身がどのようにそのプロセスを積み上げていくかというところに焦点をあてています。
 アスリートの例で言えば、練習過程の中で、熟練者(上達する人)は、楽しさよりも努力度が高い課題にあえて取り組むということが明らかにされています。上達が少ない人は、苦手な練習よりも楽しい練習に向かう傾向があるようです。
 そして、この自己調整学習をより効果的に進めるには、練習前、練習中、練習後の連関が重要となります。練習前には、しっかり練習内容と自己努力感を確認し、練習中は計画通りにできているかどうかをセルフモニタリングして、練習後に内容を評価・内省する。これを繰り返していくことにより、しっかりと計画された意図的な練習が長期間継続し、上達につながります。このときに重要なのが、練習ノート(日誌)です。記録をつけておくことのようです。是非お試しを。
posted by 忠 at 00:00| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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