2017年07月24日

高校生向けの特別講義

 先日、都内の塾で特別講義をさせてもらいきました。対象はスポーツ科学の分野に興味を持っている高校生でした。話の内容は大きく3つ。@大学で学ぶとは?Aスポーツ健康科学とは?Bこれから求められる人財。今回は、講義だけでなく、グループワークも取り入れました。
 講義途中に1)未来はどうなるか、どんな課題があるか、2)どんな仕事、働き方になるかについて各自で整理する時間を設けた上でグループワークを行ってもらいました。テーマは「20年後の将来を設定し、そのときの社会的課題とそのときの仕事(職業)について」。各グループともに活発に討議し発表してくれました。
 将来像として、少子高齢化の進展、AIとロボットのより活発な社会進出をあげながら、課題解決については、健康寿命の延伸、コミュニティづくり、働き方など多様な議論を展開してくれました。興味を引いたのは、エンターテイメントを活用して健康の維持増進のために、テーマパークのような施設で知らず知らずにうちに運動するようなものができると良いね、という話がありました。また、福祉、介護に触れたチームでは、AIやロボットが進んでも、やはり人間に世話を受けたい人が多いので、この分野の職業が盛んになることをあげていました。さらに全体として、コミュニケーション能力の重要性を認識しているのが印象的でした。
若者が未来像を自分ゴトとしてしっかり考え、その実現に向けた真剣な議論をみることができ頼もしく感じました。
posted by 忠 at 13:11| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月26日

よーい、ドンと反応時間

 陸上競技の短距離走(100-400m)のレースでは、スターターの合図でレースが始まります。以前、国内レースでは、日本語で「位置について」「ようい」のあと、ピストル音で出発でした。今はオン・ユア・マークス、セットの後、ピストル音に素早く反応してスタートします。
 このセット(ようい)から、ピストル音(どん)の合図までの時間(先行期間)とピストル音から、身体が力を発揮し始めるまでの反応時間との間に関係があることを、一緒に研究しているスポーツ健康科学部の大塚先生が解明し、海外の専門雑誌に論文が掲載されました。
5月下旬のヤフーニュースのトップ記事にもなり既にご存じかもしれません。セットからピストル音までの先行期間が長いと,反応時間が短くなることを明らかにしました。ちなみに、世界大会レベルの100mの先行期間は1.5-2.2秒あたりです。1.5秒と2.0秒の条件では、2.0秒の方が、0.04秒早くなることを検証しました。えーっ、たった0.04秒と言うなかれ。100mにおいてゴール前の0.04秒は、約50cmの差になります。トップでしのぎを削る選手にとっては極めて重要です。
先行期間はスターターに決定権があります。スターターは選手がフライングせず同一条件でレースができるよう運営します。これまでの経験も踏まえて現状の先行期間となっています。ただ、ほんの少し長めになることでパフォーマンスが良くなるなら、夢の日本人9秒台も近づくのでは、と期待してしまいます。
posted by 忠 at 18:13| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

卒業生からの絵はがき

十数年前に卒業した教え子から絵はがきが送られてきました。寺院、仏像の写真がならんでいて、東南アジアの雰囲気に包まれていました。文面を読むと現在、ラオスに住んでおり、青年海外協力隊員として活動しているとのこと。
 この卒業生は、大学をでた後に中学校の教員として勤務している、と彼からの便りで聞かされていました。そのまま中学校教員を続けているとばかり思っていたところに、絵はがきで新しい活動を知らせてもらいました。
 さらに文面を読むと、青年海外協力隊員への関心は、小生が授業で、青年海外協力隊員の方を招いて、学生に講義をしてもらったことがきっかけとなっているようでした。十数年の時を経ながらも、心のひだのどこかに刺激として残っていて、自らのキャリア選択のきっかけにつながったとすれば、教育の持つ影響の大きさ、その実践における情熱と丁寧さの必要性を感じずにはおられません。
 学生へのキャリア教育では「人生は一度きりの片道切符。思い切り自分自身の自己実現と社会貢献を果たしてください」と伝えています。今回の卒業生も、自分自身、身の回り、社会、そして世界という観点で自らの夢・目標の実現、そして大きな貢献を果たすという決意と覚悟で人生を歩んでおります。
 彼の文面の最後は「日々邁進」でした。異国の地で、現地の言葉を学び、そして現地の教育に取り組んでいる卒業生にこちらも大いなる刺激を受けました。
posted by 忠 at 15:05| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする