2017年05月26日

よーい、ドンと反応時間

 陸上競技の短距離走(100-400m)のレースでは、スターターの合図でレースが始まります。以前、国内レースでは、日本語で「位置について」「ようい」のあと、ピストル音で出発でした。今はオン・ユア・マークス、セットの後、ピストル音に素早く反応してスタートします。
 このセット(ようい)から、ピストル音(どん)の合図までの時間(先行期間)とピストル音から、身体が力を発揮し始めるまでの反応時間との間に関係があることを、一緒に研究しているスポーツ健康科学部の大塚先生が解明し、海外の専門雑誌に論文が掲載されました。
5月下旬のヤフーニュースのトップ記事にもなり既にご存じかもしれません。セットからピストル音までの先行期間が長いと,反応時間が短くなることを明らかにしました。ちなみに、世界大会レベルの100mの先行期間は1.5-2.2秒あたりです。1.5秒と2.0秒の条件では、2.0秒の方が、0.04秒早くなることを検証しました。えーっ、たった0.04秒と言うなかれ。100mにおいてゴール前の0.04秒は、約50cmの差になります。トップでしのぎを削る選手にとっては極めて重要です。
先行期間はスターターに決定権があります。スターターは選手がフライングせず同一条件でレースができるよう運営します。これまでの経験も踏まえて現状の先行期間となっています。ただ、ほんの少し長めになることでパフォーマンスが良くなるなら、夢の日本人9秒台も近づくのでは、と期待してしまいます。
posted by 忠 at 18:13| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月21日

【人口減の時代】

新聞記事でも報道されているように、日本の人口の減少が始まっています。今から30年後の人口は1億人を切り、50年後には約8800万人と推計されています。さらに、年齢構成比として、65歳以上の老年人口の割合40%まで上昇するとなっています。生産者人口(15−65歳)は、約50%となります。つまり、働ける年代の人ひとりが、ひとりの高齢者を支えるような構造となります。

一方でAI(人工知能)を始め、テクノロジーが日常生活を大きく変えてきています。30年後には、AIが人類の知能を越えるともいわれており、今の仕事の40%はなくなり新しい仕事がうまれるように予測されています。同時に、I0Tといわれるように、あらゆるものがインターネットにつながり、多くのデータがクラウドに集められ、ビッグデータとして活用され、ビジネス、健康、交通、安全などの分野で新しいコトが起きるようになっているでしょう。

未来予測は難しいですが、上記に述べた人口減、テクノロジーの急激な発達と日常への広がりは、確実に迫ってくるように感じています。では、そのような未来における生活、働き方、ならびに求められる人財像はどのようになっていくでしょうか?ゼミ生と話していて、これからは定年ということもなくなり、生涯働き続けることも必要になるでしょう。もちろん、年齢、体力に応じて、毎日でなく、週に1,2日での勤務、残りは、新しい時代に適応していくための勉強のために、週1,2日大学へ通い、残りのところでは、健康に気遣うために過ごす、という暮らしになっているかもしれません。

いずれにしても、今までのどの歴史も経験していない大きな変化がもたらされる時代になります。そのような中で生き抜いていく力が何であるのかを見極めながら、日々自分自身を磨き上げていく必要がありそうです。
posted by 忠 at 12:14| Comment(0) | 男子陸上部☆部長コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

卒業生からの絵はがき

十数年前に卒業した教え子から絵はがきが送られてきました。寺院、仏像の写真がならんでいて、東南アジアの雰囲気に包まれていました。文面を読むと現在、ラオスに住んでおり、青年海外協力隊員として活動しているとのこと。
 この卒業生は、大学をでた後に中学校の教員として勤務している、と彼からの便りで聞かされていました。そのまま中学校教員を続けているとばかり思っていたところに、絵はがきで新しい活動を知らせてもらいました。
 さらに文面を読むと、青年海外協力隊員への関心は、小生が授業で、青年海外協力隊員の方を招いて、学生に講義をしてもらったことがきっかけとなっているようでした。十数年の時を経ながらも、心のひだのどこかに刺激として残っていて、自らのキャリア選択のきっかけにつながったとすれば、教育の持つ影響の大きさ、その実践における情熱と丁寧さの必要性を感じずにはおられません。
 学生へのキャリア教育では「人生は一度きりの片道切符。思い切り自分自身の自己実現と社会貢献を果たしてください」と伝えています。今回の卒業生も、自分自身、身の回り、社会、そして世界という観点で自らの夢・目標の実現、そして大きな貢献を果たすという決意と覚悟で人生を歩んでおります。
 彼の文面の最後は「日々邁進」でした。異国の地で、現地の言葉を学び、そして現地の教育に取り組んでいる卒業生にこちらも大いなる刺激を受けました。
posted by 忠 at 15:05| Comment(0) | 【Lakes Magazine】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする