2016年10月24日

スポーツ健康コモンズ

 びわこくさつキャンパスの正門を入って直ぐの場所に「BKCスポーツ健康コモンズ」が完成しました。名前の通り、スポーツ活動の舞台として、バスケットボール2面のアリーナ、屋内25mプール、屋外50mプール、ジムスペース、ヨガなどのスタジオスペースなどがあります。
 『コモンズ』という言葉が示すように、学生、教職員、市民がスポーツ、健康づくりを実践し、考え、そして交流するというコンセプトでつくられています。みんなの共有地として、誰にとっても親しみやすく、近づきやすく、使いやすく、新しい価値やスタイルを生み出す拠点となることを願っています。
 またこの施設にはリラックスコモンズというスペースもあり椅子・テーブル、畳・座卓がおいてあり、思い思いの語らい・交流ができるようになっています。さらには、このリラックスコモンズからアリーナがみえるようになっていて、スポーツ「する」を楽しんでいる人々を「みる」楽しみができます。
 従来のスポーツ施設はどちらかといえば「する」が中心の発想でした。これからは「する」だけでなく「みる」さらには「支える」「つくる」「育てる」という観点からのソフトウエア(プログラム)やシステムを備える必要があります。これらのソフトウエア、システムを整備するのは、スポーツ、健康づくりで「みんなの幸せ」を熱望するハートを持った人財が担当します。是非,施設、コンセプト、人財を確かめにお越し下さい。
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2016年09月20日

宇宙から考える未来のバイオメカニクス

 9月中旬に立命館大学で、第24回日本バイオメカニクス学会大会(大会テーマ:未来のバイオメカニクスを解く)を開催しました。バイオメカニクスは、ひとの動き、スポーツ動作のメカニズムを解明し、日常からスポーツまでのパフォーマンス向上に貢献する研究分野です。この分野に関わる研究者、大学院生などが集まり、研究成果を発表し、この分野をさらに発展するための学会大会です。
 今回、特別講演として、宇宙飛行士の山崎直子先生に「宇宙から考える未来のバイオメカニクス」のタイトルでお話しいただきました。宇宙滞在による無重力による身体への影響(身長が伸びる、筋力の低下、顔のむくみ)。身体が自由に上下左右に動くので、人間関係における上下関係がなくなること。大きな力が必要なくなり、足でなくても移動できるので地上でいわれる「障がい」が宇宙では障がいではなくなり価値観が変わることなどを実際の場面を含めて丁寧に説明してもらいました。また、飛行中には人、機械ともにミスをするという前提にたち、トラブル対処は、人と機械の判断をイーブンにして、現場の状況にもとづいて最終決定するルールである、というお話しが印象的でした。今後、テクノロジーが発展するにつれて人と機械の関係はどうなるのか、気になるところです。その関係によって社会の制度、人の身体の使い方も変わってくるでしょう。
 今回の学会を通じて「未来」を深く考える時間をもらいました。
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2016年08月19日

リオデジャネイロ・オリンピック 大活躍

 リオオリンピックでの日本選手の大活躍は、日本中を元気にしてくれました。選手の皆さん、ありがとうございました。
 先日ある番組に出せてもらった折に、「今回の好成績の原因は?」と問われ、@選手のタレント発掘・育成、Aスポーツ科学の成果の活用、B東京2020決定に伴う選手のモチベーション向上、C国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンターのシステム、の4つが上手く機能しているからと答えました。
 オリンピックで日本選手が活躍できなかった一昔前、二昔前、「精神力が足らず」というコメントを多く聞いたように記憶していますが、今の選手の集中力、活躍ぶりをみていると、精神的には非常にタフになっているのを感じます。おそらく、選手が海外のリーグで世界の強豪と戦かったり、多くの国際試合に転戦するなどスポーツ選手・指導者の“国際化”による好影響と考えています。
 もちろん世界一を競う選手は、極めて質の高いトレーニングを積み重ねます。そのトレーニング、体調管理、競技支援には、スポーツ科学の研究成果が活用されています。選手を支える研究者の喜びは、選手と同様に日夜を問わない研究推進により、選手の背中を1cmでも0.1秒でも押せるように貢献することです。
 東京2020では、選手がさらに質の高いトレーニングで研鑽を積み、それを最先端の研究成果が支援し、「みる」「する」「支える」の全ての人が大きな喜びに包まれることを期待したい。
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